お祝いのお花どうしていますか?

お祝いのお花

先日、友人に誘われて、安野ともこさんのコスチューム展に行って来ました。
安野ともこさんは、映画やドラマの衣装や浅田真央ちゃんのソチオリンピックのときの衣装をデザインされた素敵なデザイナーです。多くのファンがいらしていました。
ギャラリーの前には、浅田真央ちゃん、宮沢りえさん、井川遥さんをはじめ芸能人や会社からのお祝いのお花がたくさん飾られていました。

デザイナーさんに贈る花ですから、半端なくセンスのいい素晴らしい花たちです。
でも、外の寒さや室内の暖かさ、そして乾燥。残念ながら、綺麗なお花も萎れてしまいます。
もったいないなぁ〜!
と思うのは私だけでしょうか?

私の育った愛知県では、お祝いの花はみんなで貰います。お店が開店した時なんて、ご近所の人たちが我先にと貰っていきます。
住んでいた時は、浅ましいと抵抗がありましたが、東京で暮らしていると、見事なお祝いのお花がどんどん萎れていくのを見るのは本当に忍びなく切ないものです。
愛知の風習はなんて合理的でみんながハッピーになれるものなんだろうと思います。

きれいな花が飾ってあると、それだけで家族は幸せな気もちになりますし、家庭内での口コミが起こりますよね。「新しいお店が出来たなら、行ってみよう」と家族で盛り上がります。
お店にとってもいただきもので宣伝できるなんていいですよね。
お花を出した人や会社もしっかりPRできます。「あそこの花は豪華で素晴らしかった!」なんて話題になります。

なにより、花たちにとってフレッシュなうちにもう一働き出来ることは幸せなことです。
萎れた姿を人に見られることほど、彼女たちにとって辛いことはないと思います。

母の葬儀の時も終わったあと、葬儀会社のスタッフが親戚の人たちが持って帰るように花束にして下さいました。花を眺めながら、またしばらく母を偲んでいただける。そう思った時、何事にも「もったいない!」が口癖だった合理的な母もきっと喜んでいるだろうと思ったものです。

「使い切る」
それはお金を貯めている人たちの習慣の一つ。
「だだくさにしたらいかん!」
ちょっとニュアンスが違いますけど、雑に扱ったらいけないという意味の名古屋弁です。
モノを大切し、使い切ることを母や祖母から毎日のように言われて育ったような気がします。

名古屋の人たちのDNAには「使いきる」ことがしっかり刷り込まれています。
「だだくさにしない。」そんな習慣の積み重ねが、自然と貯蓄につながるのです。
だから、名古屋の人は、「お金は貯めて当たり前」と思っています。

モノを大切にするだけで、自ずと支出は減ります。
そして、自ずと貯蓄が増えていきます。
そんなコツもお教えしています。

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