貧乏コンチクショウ ~一人暮らしの貯蓄術~

一人暮らしの場合は、実家暮らしと違い、住居費、食費、水道光熱費など暮らしていくための生活費がかかります。残りのお金で、趣味や勉強、お洒落交際費などの支出と貯蓄をまかなっていかなければなりません。特に女性は、毎月の美容院やネイル、化粧品、習い事など、定期的に出ていくお金がかかることが多く、正直、いっぱいいっぱいで、「貯蓄なんて無理!」って思ってしまいます。私自身も30代の始め一人暮らしをしていた時は、毎月の手取りは殆ど使ってしまい、なかなか貯蓄することができませんでしたから、大変なことはよくわかります。世田谷文学館の企画展【林芙美子 貧乏コンチクショウ―あなたのための人生処方箋―】のポスターを見かけるたびに「このままではイヤだ!何とかしなきゃ!」と思っていたあの頃の気持ちを思い出し、切なくなります。
どんなに大変でも、それでも少しでも貯蓄していくしかありません。キツイからと言って、全部使ってしまっていては、困るのは未来のあなたですから。ひと昔前のように会社勤めをしていれば、年々お給料が上がり、退職金ももらえればいいのですが、長年勤めていても、50代以降にはお給料が下がることも増えてきました。のんびりしていては、貯えが少ないまま老後に突入してしまいます。

毎月、手取り収入の2割を貯蓄に回して下さい。
収入 – 貯蓄 = 支出の「先取貯蓄」です。

貯蓄は、銀行預金だけでなく、財形貯蓄、iDeCo、つみたてNISA、貯蓄性保険などを合わせた金額です。きついですが、こうすると5年で手取り年収を貯めることが出来ます。この表にはボーナスは含まれていませんから、もう少し余裕が持てると思います。しかし、ボーナスは必ず貰えるものではありません。あてにせず、手を付けなくても暮らしていけるようにすると、かなり貯蓄のスピードもアップすると思います。2割が難しければ、あきらめずにまず1割2万円から頑張ってみて下さい。そして、軌道に乗ったら、2割を目指して下さいね。

一人だけの収入で暮らすことは大変ですが、いいこともいっぱいあります。なんといっても、自分の好きなように貯蓄もしていくことができるのです。結婚した場合は、生活習慣や価値観がご主人と違うとなかなか思うように貯蓄もできないケースも見受けられます。また、お子さんの教育費がかかる世代は殆ど貯蓄ができないのが実情ですから、今、一人の間に出来るだけ貯蓄に励んで下さい。
そして、家族に気兼ねすることもありませんから、気軽にお友達を招きましょう。外で食事やお酒をいただくより、うんと安上がりですし、リラックスできます。料理の腕も上がりますし、当然、人を招けば、部屋も片付きますから、女子力とやらもアップするのではないでしょうか。

一人の収入でやりくりするのは、大変なのは私も重々承知しています。でも、なんとか工夫してエンジョイして下さいね。この先、結婚したとしても男性の方が先に亡くなるケースの方が多く、例え、お子さんがいたとしても、いずれまた一人で暮らすことになる可能性が高いと思います。そんな頃は年金生活ですから、今より収入も少なくなっています。今の一人の暮らしは、そんな老後の予行練習だと思って、暮らしのダウンサイジングに頑張ってみて下さいね。応援しています!

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