投資信託の3つの手数料について

投資信託には、3つの手数料がかかります。
誰だって「手数料」はかからない方が嬉しいです。
でも、よく考えて下さい。
例えば、八百屋さんが仕入れた野菜を原価のまま売ったらどうなるでしょう?
あなたの会社が利益を出さなければ、あなたのお給料はどうなりますか?
会社は倒産してしまいますよね。
手数料はお代官様が無理矢理とっている年貢ではありません。

投資信託を作るのもタダではできませんし、販売会社・運用会社・管理会社それぞれ会社を運営するためには様々なお金がかかります。
「手数料」は致し方のないものです。
そして、投資信託は、それぞれにいくら手数料がかかるかはっきり明記され、ものすごく透明性のあるものです。

手数料の%を見るだけでなく、なぜ高いか安いかを考える必要があります。
例えば、指数に連動するインデックス運用なら手間がかかりませんから手数料は割安です。
指数を上回る運用を目指すアクティブ運用は、頑張って上回なければいけませんからその分手数料はかかります。

何事にも「安い」「タダ」にしか目が行かない思考は、豊かな人のものではないと考えます。
値段しか見ないで、すぐ「高い」という人は一生お金に苦労するでしょう。

そして、もう一つ。
手数料を払ったら、その分、いえそれ以上のものを手に入れて下さい。
それは、投資信託の利益だけでなく、担当者をとことん使うこと。
分からないことは、どんどん質問しましょう。
そして、目指す時期には、確実に資産形成できているようあなたのためにしっかり働いて貰いましょう。
元は取って下さい。
ご契約者のみなさま、どんどん質問して下さいね。
頑張って働きます!

前置きが長くなりました。
投資信託の手数料は、買う時・持っている間・売る時にかかる3種類です。

1.購入時手数料
投資信託を買うときに一回だけかかるもので、通常は買った額の約0〜5%かかります。
例えば、3%の手数料の投資信託を毎月1万円ずつ積み立て投資すると、毎月300円かかることになります。
ノーロード投信とはこれが無料になり、主にネット証券などの方が、手数料が安いことが多くなっています。
ノーロード投信で無料になるのは、購入手数料のみです。
手数料が安くなるからといって、それだけで投資信託を選んでしまうと損をする可能性があります。
中長期になるともっと重視すべきなのは保有している間にかかる信託報酬の方です。

2.運用管理費用(信託報酬)
保有している間に引かれる手数料のことを言います。
「信託報酬〜%」と書かれているものは、年間でその割合の報酬を引くということです。
それを日割りで差し引かれます。
例えば、アクティブファンドなどの高い運用目標を掲げる(ハイリターン)投資信託は、信託報酬が高くなります。
反対に、インデックスファンドなどの安定した運用を目指す投資信託は、信託報酬が安いという特徴があります。
つまり、少しでもリターンを多くするのであれば、手数料もかかるということですね。

3.信託財産留保額
信託財産留保額は、解約した時にかかる手数料のことです。
投資信託を解約する際、元本に対して0.1%程度が信託財産留保額として投資信託に残されて解約されます。これは中途解約手数料のようなものです。

次に、投資信託で例外的にかかる手数料について紹介します。

*「為替ヘッジあり」の投資信託は手数料がかかる
為替ヘッジとは、投資対象が海外株式や海外債券である為替リスクのある投資信託のリスクを避けるための仕組みです。
あらかじめ、為替レートを決めておくことで、為替による価値の変化を防ぐことができます。
しかし、為替ヘッジありの投資信託には為替ヘッジを維持するための手数料がかかります。
「為替ヘッジ」のあり・なしのどちらがいいかは、将来の為替の変動や外貨の金利がどうなるかわかりませんので、なんとも言えません。
そのため、同じ投資信託の為替ヘッジあり・なしをあえて両方購入して動きを見ようと思っています。


いかがでしたでしょうか?
手数料とか、税金とか、その言葉だけで拒否反応が出ますよね。
一回読んだだけではなかなか分からないと思いますので、何度でも聞いて下さいね。

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