証券口座の基礎の基礎

コロナの影響もあり、NISAやiDeCoの制度を使って、投資を始める人が増えてきました。
「投資」は、「投機」とは違い、ギャンブルのようなものではなく、コツコツお金を育てることです。
【長期・分散・積立】投資です!
短期で儲かった損をしたと、一喜一憂するものではありません。
将来に向けて、着実に資産形成をするには【長期・分散・積立】投資です。

とは言え、今まで証券会社を利用したことのない方には分かりにくいことも多いと思います。
今日は、基礎の基礎の説明をしますね。

1.証券口座とはなんですか?
証券会社を通して、投資信託や株式を売買するために必要になる口座です。
まずは開きましょう!
そして、この証券口座は「証券総合口座」や「総合取引口座」ともいいます。
口座開設費や管理費は無料です。
證券会社以外のも、銀行や運用会社などで開設出来ます。

2.MRFとはなんですか?
「マネー・リザーブ・ファンド」の頭文字で、元本の安全性の高い投資信託のことです。
証券口座を開設すると一緒に設定されます。
お客様が総合取引口座に入金されると、そのお金は自動的にMRFを買付し、出金や有価証券の買付までの間も運用する仕組みになっています。
また、有価証券の売却代金、分配金が口座に入金された際も同様に、自動的にMRFを買付けます。

3.証券会社が破綻したら、株や投資信託はどうなりますか?
【ペイオフ】という制度があり、銀行がもし潰れてしまった場合は、元本1,000万円と利息までの預貯金は戻ってきます。
では、証券会社が破綻してしまった場合に、預けている有価証券やお金はどうなるのでしょうか。
証券会社ではお客様からお預かりしている有価証券やお金を、証券会社自身が保有する有価証券やお金とは分別して管理しています。
これを「分別管理」といい、すべての資産の安全な管理が徹底されます。
万が一、証券会社が潰れても、原則守られる仕組みになっています。
ただし、預金と違い、証券の元本価格は常に変動しています。

いかがでしたでしょうか?
実際に証券口座を開設してみると、「ああ、このことか!」とすぐにお分かりいただけることです。

投資信託は、元本保証されているものではありませんし、いろんな種類があり、どう選べばいいか分かりにくいものです。
そのため、不安に感じたり、面倒に思ったりでなかなか始められないことが多いですが、
まず「始める」ことが大切です。
始めてみると、自分のお金が殖え始め、だんだんと分かるようになってきます。
そして、毎月の積立を「継続する」こと。
一攫千金を狙うのではなく、コツコツ積み立てていくことが、遠回りのようで、
一番、簡単で楽に資産形成する方法です。

そうそう、分からないことがあったら、遠慮なくきくこと。
これも大切!
知らないことを恥ずかしがって、そのままにしておくのは、気持ちがモヤモヤするだけでなく、
下手をするとお金が減ってしまうかもしれません。

30代、40代の私は、証券会社の方の説明がチンプンカンプンでしたが、
「こんなこともわからないのか」と思われるのがイヤで適当にうなずき、
言われるまま、売買を繰り返しました。
結果、どうなったかは想像にたやすいですよね。
あなたには昔の私のようにはなってほしくありません。
大切なお金です。
しっかり殖やして下さいね。

分からないことがあったら、、遠慮なくお問合せ下さい。
お待ちしています。