高校生が習う金融基礎知識

今年から高校で金融教育(家庭科)が始まりました。

・自分の将来の暮らし方について考える(ライフプランニング)
・そのために必要なお金と、準備の方法(家計管理・資産形成など)を学ぶ
・金融トラブルにあわないよう、手口や対処法を知る

と、高校でこんなことを教えてもらっていたら…と思ってしまう内容です。

第1章  家計管理とライフプランニング
第2章 「使う」
第3章 「備える」
第4章 「貯める・増やす」
第5章 「借りる」
第6章 「金融トラブル」
第7章 まとめ

と、高校生にもわかりやすく、順序だてて基本的なところが網羅されていており、
高校生だけでなく、私たち大人が再確認するにも良い内容になっていますね。

第4章の「貯める・増やす」を見ると、
金利とは?といった言葉の意味、
単利と複利の違い、
預金・債券・株式などの主な金融商品の特徴が
安全性、収益性、流動性の面から整理されています。

例えば、株式の欄を見ると、
以下のように本来的な株式の意味・特徴が記載されています。

・購入者(株主)は会社の一部を所有することになり、会社はお金を返す必要はない
・会社が上げた利益に応じて配当などを受け取ることができる
・会社の業績や、国内・海外の景気などによって、株式の価値(株価)も変動する

文字の資料だけでなく、解説動画やスマホでできるシミュレーションもあります。
時代は変わったなあ!と思いました。

しかし、
学校で勉強したからと言って、金融経済に強くなるわけではありません。
その証拠に学校で習ったことなど、ほとんど忘れてしまっています。
これは私だけではないはずです。

家庭環境も考え方も違いますから、
お金に関することはやはり家庭内で学ぶ必要があると思います。

そして、何より大切なのは家族でお金の話をすること。
互いの考えを話し合える環境を作っていくことが、
あなただけでなく、親御さんやお子さんの幸せにつながります。

【お金のことは、親子三代で考える!】

大切な家族がお金のことが原因で、生活に困ったり、争ったり…
そんなことのないよう、常日頃からお金に関する情報を共有し合える
ご家族でいて下さいね。

親子ご一緒にマネーセミナーに参加して下さい。
ご相談もご一緒にどうぞ!
お子さんは、予想外に頼りになる存在ですよ。

高校向け金融経済教育指導教材
https://www.fsa.go.jp/news/r3/sonota/20220317/20220317.html

高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」
https://www.fsa.go.jp/ordinary/douga.html

各種シミュレーション
https://www.fsa.go.jp/teach/simulation/index.html