「子どもにお金は残さない」…本当にそれで大丈夫ですか?

こんにちは
ファイナンシャルプランナーの深川恵理子です。
「子供にお金は残さない」
「お葬式代だけ残せばいい」
時々、こんなことをおっしゃるご相談者さんがいらっしゃいます。
気持ちは、なんとなく分かります。
「迷惑をかけたくない」という優しさですよね。
でも、正直に言うと
これ、少し思考停止かもしれません。
なぜなら、
「お金を残さない=亡くなるときピッタリ0円」
これは現実的にほぼ不可能だからです。
逆に足りなかった場合、どうなるか。
医療費、介護費、葬儀費用、住まいの片付け…。
そして忘れがちなのが、これらはすべて“これからの物価”でかかるということ。
数十年後、葬儀の形も費用もどうなっているか分かりません。
「お葬式代だけ残せばいい」という考え方も、実はとても不確実です。
では、こうした考えの背景にあるものは何か。
私は、
「お金が足りなくなる不安」
だと思っています。
もちろん、何歳まで生きるかは誰にも分かりません。
足りなければ、ある程度はお子さんが何とかしてくれるでしょう。
でも
そのときに起こりやすい、もう一つの問題があります。
それが「相続トラブル」です。
実は、相続で裁判や調停になる割合は
全体の1〜2%程度
決して多くはありません。
ただし、ここが重要です。
揉めているのは、いわゆる“お金持ち”ではなく
「ごく普通のご家庭」がほとんど。
家庭裁判所のデータでは、
遺産分割調停の約70%以上が
5,000万円以下の相続です。
つまり
「うちはお金がないから関係ない」と思っているご家庭ほど、実は危ない。
なぜ、中間層ほど揉めるのか。
理由はとてもシンプルです。
- 分けるとちょうど揉める金額
- 不動産など分けにくい資産
- 遺言などの準備不足
- そして何より“感情”
相続は、お金の問題ではなく
感情 × 分けにくさ × 準備不足
この掛け算で揉めます。
だからこそ大事なのは、
「残す・残さない」ではなく
「どう残すか」
です。
- 遺言があるか
- 不動産をどうするか
- 生前贈与をどう考えるか
この3つで、相続の9割は決まります。
もし、お金の準備がなかなか難しいのであれば、
せめて
お子さんたちが揉めないように、あなたの想いをきちんと伝えておくこと
遺言という形でなくても構いません。
手紙を一通、したためてみてはいかがでしょうか。
「あなたを大切に想っている」という気持ちは、
きっと伝わります。
そしてその想いが、
お子さんたちの寂しさや悲しさをやわらげ、
兄弟姉妹のトラブルを防ぐことにもつながるのではないでしょうか。
「相続で揉めるのは“お金持ち”ではなく、“普通のご家庭”です」
だからこそ
“残さない準備”ではなく、
“揉めない準備”を。
今から、少しだけ考えてみませんか?
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